当研究室は平均して毎年約1名の博士号取得者を輩出してきました。 これらの博士号を取得した学生の
大半は現在、テニア(任期無し)のアカデミック職に就いています。 留学生(1名)と社会人学生(2名)を除いて、
博士号取得者の94%がアカデミック職に、83%がテニアのアカデミック職に就職しています。 就職先としては、
研究所、大学、高専などです。 就職先の例: 高エネルギー加速器研究機構、京都大学、日本原子力研究開発
機構など
(2)高エネルギー研究室からの修士号取得学生数(1986年度〜現在) : 68名
平均して毎年3名程度の修士号取得者を輩出してきました。 最近は、博士課程(博士後期課程)進学者が
減少しています。 これは早めに安定した職に就きたいと考えている学生の割合が増えたからだと考えています。
しかし、人生は一回きりです。 悔いの無いように、やりたいことにチャレンジして欲しいと思います。
新潟大学の高エネルギー研究室で博士号を取得し、研究者になることを目指す学生を歓迎します。
(3)研究室所属大学院生の日本物理学会での発表(2001年度〜現在): 45回
研究室での研究成果の発表は、主として年2回ある日本物理学会の学術講演会(9月、3月)で行っています。
高エネルギー物理学実験の分野は国際共同研究が多いので、修士課程の大学院生でも外国に行って研究発表する
ことも珍しくありません。
(4)招聘外国人留学生数(1997年度〜現在): 6名
フィリピンの国立ミンダナオ大学イリガン工科校(MSU-IIT)からの留学生を受け入れています。
日本学生支援機構(JASSO)の短期留学プログラムの支援を受けて、今までに5名の留学生が約1年間研究室に
滞在して、共同研究を行いました。 これらの学生は帰国後、MSU-IITで修士の学位を取得したり、博士の学位
取得のために、研究を続けています。
また、1名の学生は文科省の国費留学生として、新潟大学自然科学研究科・博士後期課程の学生になり、
日本語研修も含めて約4年間、当高エネルギー研究室に滞在して博士の学位を取得しました。